サクラコーポレーションは、この5月でようやく2期目を迎える建具・家具の製造取付をしている会社です。しかし私は現在会社の代表取締役ではありません。この業界に携わってもう20年になるのですが、もともと私の父がこの事業をやっていたのですが、22年の2月に会社は倒産してしまいました。
今思えばこの倒産が今の自分にとって、色々な意味で良い経験をさせてもらってると感じています。当時はとにかく仕事を継続して元請さんに迷惑をかけまい、また下請の方達に何とか協力して頂く事、何より大事な社員、家族、親を守らなければいけないとの思いで必死でした。そんな時、卒業生でもあります笠井さんから塾のお誘いがあり、1度はお断りをしたのですが、会社を経営して行く事の基礎また経営に対しての自分の甘さを何とかしなければいけないそう思い、1年前に入塾を決めました。
それからもこの1年間何度も塾をやめようと思う事がありました。マイナスのスタートと言う事もあり、毎月の資金繰りが大変で、銀行からの融資も受けられず国の制度融資も断られ、どうにもならない時斉藤社長をはじめ同期のみんな、小川組の小川社長そして笠井さん、どうしようもない自分を何とかここまで支えてくださって本当に心から感謝しています。
1年間と言う短い期間ではありましたが、経営の基礎そして塾長が言ってくださった言葉。どれだけ腹を括る事が出来るか。有難く思いました。会社を経営する事、一度始めたら止める事が出来ないまた一度始めたからには死ぬまで責任を全うしなければならない。これからも会社を存続させていく上でまだまだいろんな事があると思います。でも塾に携わりここで出会った方々や仲間がいる限り決してあきらめる事はしない。
今日この場をお借りして宣言し、感謝の言葉とさせていただきます。