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革新コース63期生- 交易食品株式会社 中村 せりかさん

中村

2008年10月7日。

塾長とのはじめての面談の際、「経営者に一番大切なのはこころの底からこれだ!!!と腹を括ることですよ、その覚悟はありますか」と聞かれたのを今でも鮮明に覚えています。その言葉は、経験や知識が乏しく、会社は理屈で動かせばいい、経営者であろうと仕事はプライベートを実現する手段でしかないと思っていた私の心に、グサリと刺さったまま抜けなくなってしまったのでした。

交易食品は祖父が創設した会社で、平成16年まで父が経営しておりましたが、58歳で急死した為、事業の継承もなされないまま2008年6月より私が経営に携わることになりました。

今、こうして卒塾の日を迎えてみると、塾に参加させて頂いて本当に良かったと心から思います。混乱している時期に、会社を離れ、外から会社のことをじっくり考える時間ができたことは、何にも代えがたい貴重な時間でした。

また、同志が出来たことは、自分には資格がないのではないかと弱気になった時や、自分自身の中で、個人と経営者目線とのギャップに葛藤した時など、本当に心強く、また、同志の頑張りを見て、勇気づけられて今日まで参りました。特に、門をたたいた時と大きく変わったのは、見える物の色だと感じます。物事を見る目線が変わったので、まるで違う色に見える様になったのです。このような意識改革は変えろと言われてもなかなか変えることの出来ないことですが、一年かけてじっくり深く考える時間をいただいたことで、私の意識は変わり、経営者としての本当の覚悟が決まったのです。

もう、塾生にはなれないと思うと、過ぎた時間がとても惜しいです。

時々、若いのに大変ですねと声を掛けて頂きますが、30代といえば、今から200年前の1800年代、平均寿命が34歳だった頃にはとっくに隠居している年齢でした。しかも、溢れる情報の量に圧倒的な違いがあるのですから、人の能力として若くしての経営は難しいとは思いません。条件だけで言えば、むしろ向いているのだと思います。

社員の皆さんをお待たせしてまで行なってきたインプットは、今日の卒塾でひと段落しますので、ここからは実践へ移していく計画を実行していきます。

社員の皆さん、私を助けて下さい。一緒にやりましょう。

最後になりましたが、創新ワールドの皆さん、63期の皆さん、58期の皆さん、ありがとうございました。これからも末長く見守っていただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

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塾生インタビュー

  1. 村松
    私にとって「創新塾」とは、今までの自分の考えや性格まで変えてしまったと言ってもいいと今は思えます。
  2. 加藤
    私の創新成果は、塾を通じて出会えた多くの経営者の方々との交流から教えられた学びと気づきです。
  3. 木内
    入塾して間もなく「リーマンショック」が騒がれ、私の会社も早々に入塾当時にたてた創新目標が達成不可能な...