松下政経塾、盛和塾に代表されるように世のビジネスパーソンは経営を学び、人間を高めている。日々の業務に追われながら、自分も学びの場が必要と焦りを感じていました。
しかし、なかなか自分にフィットしそうな出会いがありませんでした。今の仕事で10年目を迎えたとき、外部研修で創新塾と出会いました。理解しやすく、少人数制、そして歴史がある。条件としては申し分ないものでした。しかし、それなりのコストがかかることも確かで、求めていた割に入塾には慎重になりましたが、ここまで時間が掛かったことを考え、思い切って決断しました。
そこからの1年間はあっという間でした。基礎から専門まで理解しやすい為、成長を感じながら学べることは実に楽しく、充実した塾生活でした。テスト勉強し、予習し、復習し、習得したものはドンドン実践で活用しました。
無我夢中でとうとう最後の授業。私は最終日に5分遅刻をしてしまいました。その時は特別何も感じなかったのですが、この遅刻により皆勤賞を逃したことを聞きました。その瞬間、経営とはこういうことなんだと最後の最後で大きな気づきを得ました。日々の業務に追われながら、塾の勉強もこなして行くことですっかり基本が疎かになっていることに気づかなかったのです。入塾当時は20分前には着席していたのに、最終日は5分遅刻。これが経営というものだと私なりに発見できたことが何より大きい成果でした。
猛省しながら、ふと塾長の足元を見ると靴がピカピカに磨き上げられているのを見て、さらに納得しました。せっかく学んでも基本がぶれてしまっては一気に危険な目に合うおそろしいものが経営なんだという理解を塾の締めくくりに気づけたことは最大の成果であり、塾長をはじめこの塾で出会ったすべての皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございました。