私にとって創新塾での一番の成果は、会社経営および経営者の在り方を原点に戻って、真剣に考えられたことです。
経営理念と経営計画は自分なりに作ってきた事、経営コンサル会社との関わりで、会社経営については分かっているつもりでした。
ですから、入塾を勧められてきましたが、「会社経営についての基本は理解しています。課題は、どうやって実行してゆくかです」などと言って、お断りしていました。
しかし、入塾し、「創新経営」、「ビジョナリー経営」「理念理行経営」を受講し、自分が本当にやりたい会社経営とは何か、自問自答するようになりました。
本当の意味で自分が腹をくくれる経営とは何か、を考え直さざるを得ませんでした。“経営者は突き詰めて考えると宗教的・哲学的になってしまう”ということがよく言われますが、その意味が分かった気がします。
そして、何よりも、同じ志を持った同期とめぐり合い勉強できたことが、一年間の大きな成果でした。百年企業の研究発表のとき、最初は「時間がない」などと言っていましたが、やるからには一番を目指そうと皆で目標を立て、チームで優勝を勝ち取ったことは大きな喜びとなりました。
AIC会議では、初めは人生相談的な議題が重なり、(人の心配をしている場合ではないのでは)とも思いました。しかし、私の言葉に対して真摯に耳を傾けてくれる姿を見て、大きな責任を感じ、同時に自分の成長の場でもあるのだと気付かせてもらいました。
これまで未熟な経営者の私を、年長者ということで立ててくださった皆様に心から感謝しています。これからも皆で定期的に集まり、AIC会議をおこなえる仲間でいましょう。
高良塾長、斉藤社長、創新グループの皆さま、ほんとうに、ありがとうございました。