77期に参加して得たものをいくつか挙げてみよう。 まず5人の塾友に出会えた事。業種も経歴も年齢も異なる5名の経営者が、塾での講義・議論や100年企業探究会発表に向けた準備を通じて、本音で議論できる関係を築けた事は、他には変えがたい大切な財産である。
まさかこんな展開になるとは思ってもいなかったが、予定通りマラソン大会に参加し、5名それぞれが現在の自身に挑み、それを皆でサポートしあう素晴らしい機会となるだろう(※出場前に記述)。
具体的な成果として最も大きかったのは、100年企業探究会を通じた学びだろう。
年末年始を問わず、数百通のメールをやり取りしながら議論を深め、時には、大の大人が感情的に(刺激的な…笑)ぶつかり合いながらも互いを認め合い、最終的に全員が最高に納得できる1つのプレゼンテーションとしてまとめあげた事は、かけがえのない経験となった。残念ながら、結果は伴わなかったが…。
休日や夜間に集まり、プレゼンテーションの作成や練習を繰り返した事は、とてもステキな思い出となると共に、事前準備の大切さ、意見集約のプロセス、そしてプレゼンテーションでは必ずしも自分たちが思い描いたように伝える事ができるわけではない、など今後に繋がるたくさんの事を学んだ。
何よりも、2回ものインタビューに応じていただき私たちの100年企業探究に全面的に協力いただいた株式会社佃權の金子社長には感謝の念に堪えない。もちろん協力し合った77期の皆にも。
創新塾で学んだ「経営者としての在り方」は、企業経営はもちろんの事、今後の人生においても宝になるだろう。
企業の存在価値を明確にする「企業理念」、ありたい姿を描く「ビジョン」。ひいては自分の存在価値とありたい姿、「自分理念(とは言わないか?)」と「ビジョン」をこれからも真摯に探究し続けていきたい。