私は、2009年11月にSYCATUS株式会社を設立しました。しかし、その創業は、多くの起業家がそうであるように、自ら沸き出る溢れんばかりの情熱と熱意に基づくものではなく、リストラという自分の置かれた境遇と、周囲からの事業継続の要望に後押しされた成り行きの起業でした。
しかも、経営者としての経験や技能もなく、限られた範囲の断片的な知識による見よう見まねの手探り状態で経営を始めました。 そのような時に、創新塾の存在を知り、塾長やスタッフの方々のお話を伺う機会があり、経営者として自分に欠如している点を、体系的に習得することが急務であることを強く認識し、入塾しました。
私にとっての成果は、経営者として仕事に人生を賭ける生き方を身に付けたこと、ビジョン・理念・理行の明確化により会社に揺るぎない礎を築くことができたこと、経営者として取り組むべき明確な行動指針とその成果を実感できたこと、と言えます。
しかしながら、それは決して平坦な道のりではなく、自問自答を繰り返し、思い悩む日々でもありました。そのような私を支えていただいたのは、塾長をはじめ創新ワールドの方々、塾友の皆さん、塾を通じて知り合った多くの方々の、真摯に取り組む姿勢と、熱い激励の言葉でした。AIC会議では、図らずも私の経営者としての弱さを本質として指摘いただき、具体的な突破口を共に考え、今その成果が少しずつ見え始めています。本当に感謝しております。有難うございました。
1年間に及ぶコースを終えたものの、未だに経営者としての長い道程の緒に就いたばかりです。これからの実践により、経営者としての本領が試されるのだと肝に銘じ、創新経営者の在り方を体現していく所存です。 宜しくお願い申し上げます。