平成15年7月に友人に誘われ司法書士事務所を開設し、独立をしました。そのときは、独立をする
ということの大変さをわかっているつもりだったのですが、今から考えますと経営者としての覚悟は
甘いものだったと思います。平成16年10月に関内に移転し、完全に一人でやっていくことになりました。
徐々に仕事も増えてきている時期でもあり、会社経営者の方とも接する機会が増えてきていて、法律的な
アドバイスも、依頼者のことを理解して、また、依頼者の立場に立ってしなければいけないと思い、「経営」
というものに興味を持ち始め、経営理念ということを少しずつ勉強し始めた時に、塾と出会い、いままで
漠然と考えていたことがこの塾にはあると思い、本格的に経営を勉強しようと入塾をしました。
日頃時間に追われ、じっくりとまとまって考える時間をとることがなかったのですが、ビジョンや経営理念に
ついてじっくりと考えることができ、文章にし、そして、それを発表することで、自分の中で、経営理念という
ものが定まっていくということを実感することができました。
また、様々な分野の方のお話を聞き、一緒にとことんまで考えるAIC会議は、非常に大変でしたが、視野が
広がるとともに、仲間との一体感・親密感が増していくという体験は貴重なものでした。
これからも、塾で打ち出したビジョンや経営理念を言葉だけで終わらせることなく、自分の血や骨になるよう、
経営に活かし、実践をしていきたいと思います。素晴らしい方達と出会えたこと、本当に感謝しています。
これからも、事務所経営を行っていく上で心のよりどころとして、みなさんとともに進んでいければ
嬉しく思います。