私は塾において、自分はどのようなリーダーを目指すべきなのかを勉強させて頂きました。
何の覚悟もなく父親からの勧めに応じて現在の仕事を始め、最初のうちは、父が紹介する訪問先に自分だけで営業をしていれば良かったので、仲間との関わりなどを考える必要がありませんでした。
しかし、急速に事業が拡大していくうちに、いろいろな経歴を持つ代理店が参入し、その一人ひとりが、必ずしも仕事に対する考えや情熱で一致していない現実にとまどうようになりました。
やはり何か明確な「岸田グループ」の方針の必要性を考えていました。
そういうわけで、創新塾において理念とビジョンを明文化したことは大きな転機となりました。
特にビジョンに関しては、主だった代理店は皆共感を持ち、新しい顧客や代理店に接する時、必ず意識するようになったという意見が寄せられました。細かく指示を出したり、肩に力を入れて教育するより、とにかく自分の姿勢をはっきりと示すことが求心力になると感じました。
そのことがすぐに営業成績に反映するわけではないかもしれませんが、責任感やモラルに関して共通認識ができたことは、今後のグループ活性化に大きく役立つと思います。数値目標を達成させる若いリーダーとして、私は、一生懸命仕事をする代理店をこれからもサポートしていく覚悟を決めることができました。