あっという間の15ヶ月が終わり卒業を迎え、過ぎる時間の早さに身の引き締まる思いがしております。この間の成果と問われれば間違いなく「決断」の一言に尽きます。
使命感を持って取組んでこられた生命保険業を廃業するのは、本当に断腸の思いです。
同期の皆さんの励ましがなければ、きっと未だに考えないままでいたでしょう。
「何かを選択するということは何かを捨てることである」という非常にシンプルなことに思いが至るのに大変なエネルギーを要しました。自分の場合、つまりはまず事業を継ぐ気があるのか無いのか、その一点のみを問われたような気がいたします。
そしてもう一つ心に刻んだことはヴィジョンの大切さです。決断の向こう側に夢やヴィジョンがあって初めて勇気が持てるのだと実感しました。
ただし口で言うのは簡単ですが心底信じきれるヴィジョンは天から降ってくるものではないと思います。現在の自分がいる環境のなかで最善を尽くす連続の中にある種自然にわいてくるもののような気もします。
最後に自聖言について。今までも、そしてこれからいかなる場面においても「自分が源泉」の立場でいたいと思います。もちろん何でも一人で解決できるということではなく、とにかくいつでも出発点は自分にあるのだという感覚です。
この覚悟のとうな感覚が15ヶ月前の自分より上回っているような気がします。